SCENE203 【睡眠と食】 食べる時刻と体脂肪の関係  

 おはようございます。今週の後半は寒くなるようなので、皆さん、暖かい服装をしましょうね。
 
◆「食べる時刻」と「体脂肪になりやすさ」は密接な関係があります。そこには200種類以上もある生体リズムに沿った食べ方をすると、バランスのいい生活リズムになります。

食べたものの「体脂肪になりやすさ」は時刻…
Q 1000kcalのとんかつ定食。朝7時、昼12時、夜8時、いつ食べるのが、一番、体脂肪になりにくいでしょうか?

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食べたものの「体脂肪になりやすさ」は時刻…

                                          A 「昼12時」です。


 同じカロリーの食事をとっても、それがどれだけ体脂肪になるかは、食事した時刻によって異なります。そのカギを握るのは、「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質。脂肪細胞が血中の脂肪分を取り込む際に働くたんぱく質で、体中のほぼすべての細胞で作られています。
 ただし、その生成量は、時刻によって変動することが知られています。

 夜中の2時頃をピークに午前中は減り、昼の2時頃に底を打って、夜に向かってまた増え始めます(右図)。その差は、最大でなんと20倍!つまり、同じカロリーの食事でも、BMAL1が少ない時間帯に食べれば、それだけ脂肪になりにくいと考えられています。

 20代女性の1日あたりの必要カロリーは、約2000kcal。とんかつ定食は1食でその半分に。

 仕事が忙しく、夕食の時間が遅くなる働き女子の皆さん。食事の際は、BMAL1と時刻を気にしてみて!
睡眠時無呼吸症候群の対策にもつながりますので(^^)