SCENE28 【睡眠と脳・記憶】 睡眠と切っても切れない脳のはなし(1)

おはようございます。今朝の気温は24度、湿度68%、曇りですが、天気予報では晴れ、気温28度・・(愛知は30度でした)体調管理に気をつけましょう

◆ひきこもり」多くが精神疾患 3分の1は「薬物治療必要」 産経新聞
 就学・就労などを避け、家から出てこない「ひきこもり」の若者を厚生労働省の研究班が調査したところ、専門施設に相談してきた「ひきこもり」に悩む人の3分の1が、統合失調症など薬物治療を必要とする精神疾患を抱えていたことが19日、分かった。他の相談者も何らかの精神疾患を抱えていた。

 また、研究班は同日、ひきこもりの長期化を防ぐためには、できるだけ早く当事者が専門機関に相談・受診することが重要などとする「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」を公表した。

 調査は平成19〜21年度に行われ、精神科医ら専門家が在籍する全国5カ所の精神保健福祉センターに、16〜35歳までのひきこもり本人が直接相談にきた184件を検討した。

 その結果、診断が確定した149件のうち、49件が統合失調症や不安障害、気分障害など薬物治療が必要とされる精神疾患だったことが判明。さらに48件が広汎性発達障害精神遅滞と診断され、51件は専門家のカウンセリングなどが治療の中心となるパーソナリティ障害や適応障害などだった。残る1件は前記3分類にあてはまらなかった。

 今回の調査結果を受け、厚労省は「診断や治療を受けないまま、症状を悪化させる恐れがある」として、ひきこもりの背景に精神疾患があるケースが多いことを明確化。ガイドラインでは現在全国の約26万世帯でひきこもりの子供がいると推計し、ひきこもりの長期化を防ぐため、できるだけ早く当事者が専門機関に赴いて受診をすることが重要とした。専門機関は長期的な関与を続け、精神疾患の有無を判断すべきだとしている。

あまりスポットがあたりませんが、ひきこもりが増加しており、憂うべき状況です。背景に精神疾患があるとすれば、本人の家族や配偶者のチェックが大事になってきますよね。昼夜逆転になっているひきこもりの子供の両親も生活リズムの対応にきっと負担も感じていると思います。

◆睡眠と脳は切っても切れない関係。
成人の脳には、約1兆個の神経細胞があります。この神経細胞の相互の連絡のおかげで、記憶・学習・思考・意識などの精神活動ができています。

脳の重さは個体差がありますが、成人で体重の2%しか重量はないのに、ブドウ糖消費量は全体の18%も消費しています。疲れたときに甘いものを欲する理由がわかりますよね。

それほどガソリンが必要な脳は、省エネの工夫をしています。なるべく消費量を抑えるように働きます。たとえば語学などの長期間学習や、仕事の習熟度があがると省エネモードになります。

睡眠の役割として、日中にものすごい情報量を処理している脳を休息させて、エネルギーの浪費を防きます。また寝ている間に、ノンレム睡眠の時に、免疫力が高まり身体の修復もします。そして最後に、その日の記憶を定着させます。

こうしてみると、睡眠中も脳は365日営業しているんですね。脳が活動をとめることは・・・NO(笑)(←おやじギャグでした)