SCENE44 【睡眠と睡眠環境】  梅雨入り前に知っておくこと 「寝床内気候」

おはようございます。今朝の気温はもう26度、湿度58%、曇り、空気はすこし湿り気あり。ジメジメ感は苦手です・・(泣)

◆おしらせ
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今日のトピック
◆気をつけろ!食中毒の症状なのに違う病気だった
日刊ゲンダイ2010年6月3日掲載引用
 梅雨時に気になるのは食中毒。腹が痛み、吐き気や嘔吐(おうと)に襲われると、まず食中毒だと思うだろう。
 しかし実は、「腹痛+吐き気(嘔吐)」でも、食中毒ではないケースがいくつもあるというのだ。
 日本消化器病学会の評議員で「鳥居内科クリニック」(東京・成城)の鳥居明院長に聞いた。

 精密機械の専門商社に勤めるAさん(47)は、ビールと焼き肉が大好き。自分が企画する飲み会はもちろん、家族との外食でも、3回に1回は焼き肉屋へ行くという。
 そんなAさんが、部下から紹介された“小汚いが穴場の焼き肉屋”でビールと焼き肉を楽しんでいたところ、突然激しい腹痛に見舞われ、嘔吐した。最初は“食中毒”を疑ったが、Aさん以外に体調を崩した人はいない。病院での診断は「急性膵炎(すいえん)」だった。
膵臓は脂肪を分解する酵素を分泌、膵管を通して十二指腸へ運びます。お酒や脂っこい食べ物を食べ過ぎると、膵液が多量に分泌され膵臓を溶かして炎症を起こします。これが急性膵炎です。俗に“焼き肉膵炎”と呼ばれるほど、お酒好きで焼き肉などの脂っこい食べ物を好む人に多い病気です」

 虫垂炎(盲腸)も食中毒に間違われやすい病気だ。
虫垂炎というと、37〜38度の熱が出て右下腹部に強い痛みがあるイメージが強いのですが、これは中期以降の場合。初期は右下腹部の痛みより胃のムカムカ感や吐き気が強く出ます。虫垂に炎症が起きると、炎症をそこだけでとどめようとして、腹膜とともに胃が引っ張られるためです」
 実際、高齢者の虫垂炎は痛みより胃のむかつきなどの症状が強いため、胃の病気だと間違われやすいという。
「時々、外科医が“なぜこんなになるまで放っていたのだ”と怒ることがありますが、虫垂炎の初期症状はきわめて難しいのです」

●急性膵炎、尿管結石、大腸がん…
 尿管結石は吐き気を伴う下腹部痛がある。これも食中毒に間違われやすい。
「尿管に結石があると脇腹や腰、背中などに痛みが出て、吐き気や嘔吐、腹部膨満などの症状が見られます」
 吐き気・嘔吐の症状が出る病気で怖いのは大腸がんだ。
「がんが大きくなると大腸の通りが悪くなり、腸閉塞から吐くことがあります。特に大腸の右側は液体成分が流れていることもあり症状が出にくく、相当大きくなってから発見されることも多いようです」

 意外に思われる人もいるかもしれないが、薬が原因で吐き気、嘔吐の症状が見られることもある。
「胃のレントゲン撮影や痛み止めに使われるブスコパンなどの抗コリン薬や抗うつ薬は、腸の動きを止めてしまうため、麻痺(まひ)性腸閉塞を起こし、嘔吐することがあります。ただし、これは長期・多量に服用したときに限られます」
 腹が痛くて吐くからといって、食べ物のせいばかりとはいえないのだ。

◆今朝は湿度が高いです。もちろんクーラーの除湿をつけています。
みなさん、「寝床」ってどんなイメージをもたれていますか?
中には「横になるだけの場所」と思われている方も・・・・
寝床は人生の約30年過ごす場所なので、自分だけの「眠りの聖域」として大事にしなければなりません。

「寝床内気候」という言葉があります。ふとんの中の温度や湿度のことです。

温度:体温より少し低めの33度前後。ふとんに入ったときに少しひんやりする程度の温度。人間の皮膚温度は34〜35度です。もし寝床内の温度が皮膚体温よりも高かったら、熱の移動は、体内に向かうので睡眠の障害になります。
私は寝る2時間前から、寝室の温度を下げて、布団をめくって冷やしています。いずれは皮膚体温に近い温度になりますが、この布団に入ったときに感じる「冷やっと感」が気持ちいいですよ。

湿度:50%前後。人間は寝ている間にコップ一杯(200〜300ml)の汗をかきます。反して、人が放出する熱量によって、、布団内の温度が上がり、水分が蒸発し、湿度は低下していきます。

科学的論拠はわかるのですが、例えば部屋の湿度が高ければ、ふとんから蒸発する水分の量も減るでしょうし、なかなか数値の状況を作るのは難しいので、寝る前にガ〜ンと冷やして、寝床に入るようにしています。