SCENE45 【睡眠とストレス】  男が泣いてなぜ悪い??

おはようございます。今朝の気温は24度、湿度46%、曇り、天気予報通り、にわか雨が降りそうな感じです。湿度計の数字以上に、ジメジメ感を感じます。

それでは今日のトピック

◆<アレルギー>抑制分子を発見 筑波大教授ら
6月7日 毎日新聞配信引用

 ぜんそくアトピー性皮膚炎、花粉症などアレルギー症状を抑える分子を、渋谷彰・筑波大教授(免疫学)らが発見した。この分子の働きを強めることができれば、さまざまなアレルギーに共通する薬の開発につながる可能性がある。6日付の米科学誌ネイチャー・イムノロジー電子版に発表した。

 アレルギーは、花粉や食べ物などに含まれる特定の物質「抗原」が体内に侵入し、肥満細胞が反応、炎症を起こすヒスタミンなどの化学物質が過剰に放出されて起きる。これらの化学物質の働きを抑える薬はあるが、完全に抑えるのは難しい。

 そこで、研究チームは化学物質を出させない方法を探った。その結果、肥満細胞の表面にある特定の分子を刺激すると、化学物質の量が、刺激なしに比べて半分程度に減ることを突き止めた。また、この分子を持たないマウスを作ると、通常のマウスより激しいアレルギー反応が起きた。

 この分子は花粉など抗原の種類に関係なく、アレルギー反応を抑えることも分かり、研究チームは「アラジン1」と命名。人にもアラジン1が存在することを確認した。

 日本では国民の3割が何らかのアレルギーを持つと言われる。渋谷教授は「アラジン1の働きを高めることによって、アレルギーを効果的に抑制できる」と話す。

◆ようやくアレルギー治療のきっかけが見つかったみたいですね。花粉症の私は、すぐにでも世に薬がでてほしい。しかし「治験」も飛ばしたら、それは「危険」です(笑)。

◆40代の世代の方は、小さい頃から「男は泣くものではない。」という家庭教育や学校の先生でも言っていた記憶があります。これがうつ病で自殺される男性が多いことに関連しているように思っています。

NHKの番組でこんな実験がありました。自他ともに認める「涙もろい」女子大生に、哀しい番組の場面をみせたところ、彼女たちの脳波は、クライマックスに向かってストレスがたまります。
しかし、これがピークになり、感極まって涙を出した瞬間、ストレスが急激に下がる結果でした。「あ〜すっきりした」という感じでしょうか。

反対に男性は、このダムの決壊がないので、ストレスは溜まる一方です。これも行動療法ではないですが、泣いていないと生理学的にすぐに泣けなくなる状態になります。

以前大先輩のカウンセラーが言っていたことですが、
「カウンセリングに来て、感情を出せる男性は、回復がはやい。しかし、そんなタイプは少なく、長年企業戦士として感情にふたをしている人は、時間がかかる。」と。

スポンジでも、水に濡らすとやわらかくなるので、人の心に性差はあるかもしれませんが、男性でもストレスに対して泣くことは、恥ずかしいことでも何でもないと思っています。泣く場面は考えないといけないでしょうが・・・(泣)