SCENE154 【睡眠と睡眠阻害疾病】 疼痛を伴う疾患 

 三連休も今日で終わり。今日は体育の日。少し体でも動かしましょう! しかし、休みの日の時間の経つ早さは、どうしてこんなに速いんでしょね。

★今日のサイエンストピックス
「赤ワインの認知症予防効果」メカニズムを解明  読売新聞配信記事引用 9月29日

 名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授(56)と原田直明准教授(43)らのグループが、赤ワインに含まれる植物成分のポリフェノールが学習機能や記憶をつかさどる脳の海馬を活性化するメカニズムを突き止めた。

 認知症の予防や改善につながる研究結果で、近く研究論文が米化学誌に掲載される。

 1日にワイングラス2杯程度(250〜500ミリ・リットル)を飲むと、認知症に効果があることは従来、別の研究者の実験で知られていたが、メカニズムは解明されていなかった。

 岡嶋教授らのグループはマウスの知覚神経を培養、ポリフェノールを加える実験をしたところ、脳の海馬を刺激する物質「CGRP」の放出量が増加することが分かった。

◆リウマチ性疾患、局部(頭痛、腰背部など)疼痛や慢性疼痛は不眠を引き起こすことが多いです。さらにその不眠がにより爽快感が得られず、日中の倦怠感を強め、疼痛閾値を低下させるため、疼痛を悪化させやすいです。

慢性の疼痛患者は、鎮痛剤や睡眠導入剤の耐性や依存性ができやすいので、その処方に当たっては注意が必要です。SSRIなどの抗うつ薬認知行動療法をあわせた治療が必要です。