SCENE159  【睡眠とメンタルヘルス】 クレッチマーの性格分類を活用していい睡眠に(2) 

 野菜の値段が落ち着きはじめたようですね。やはり気象異常の波及範囲は広いですね。

★今日のサイエンストピックス
奄美大島、正念場迎えた希少生物の楽園     産経新聞配信記事引用 10月3日

 鹿児島の南、約380キロに浮かぶ奄美大島(鹿児島県)。闇に包まれた照葉樹の原生林で、茂みにライトを向けると茶色い毛に覆われた「アマミノクロウサギ」が浮かび上がった。光を反射する赤い目が見えた瞬間、ピョンと草むらへ消えていった。
 オオトラツグミやケナガネズミなど、珍しい動物が数多く生息する奄美大島。一帯の島々は海面変化や地殻変動を繰り返し、100万年ほど前に中国大陸から完全に切り離された。天敵が少ない環境で進化した生き物たちは独自の生態系を作りだした。 「この島の生き物はすべてが宝物」。30年以上も奄美を撮り続ける自然写真家、常田守さん(57)は強調する。常田さんによると「希少動物以外に、山奥にはあと数株で絶滅するランもある」といい、生物多様性を象徴する島だ。
 アマミノクロウサギは、奄美大島と徳之島だけに住む国の特別天然記念物で、絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。本州のノウサギに比べて耳や手足が短く目も小さいのが特徴。原始的なウサギの形態を残すため「生きた化石」とも言われる。 かつて島の全域で確認されたクロウサギだが、昭和54年にハブ退治で持ち込まれたマングースの影響で大幅に減少。環境省奄美野生生物保護センターが平成15年の調査を元に推測した数は、奄美大島で2千〜4800頭、徳之島で約200頭だった。

 近年はマングース駆除が進み分布域は広がったが、数が増えたとの見方には懐疑的な意見が多い。「交通事故被害が増加。マングースに代わり野犬ノラネコに殺された例もある」と常田さん。島で見つかるクロウサギの死体は年々増え、昨年度は91頭を数えた。
 今、奄美世界自然遺産登録を目指す動きが活発化し、環境省アマミノクロウサギなどの生息域を国立公園に指定、保護管理を強化する計画だ。しかし、観光客増加による自然破壊なども懸念され、希少生物の楽園が存続できるのかは正念場を迎えている。

◆先日のニュースで、生態系がだんだん北上しているそうです。今まで出会わなかった生き物が生息するようになるかもしれません。もしかしたら、夜行性の動物が増えたら、今は安全なので、睡眠時間も6〜8時間の人が80%前後ですが、これが夜も出歩くと危険が一杯あるような環境になれば、人間の睡眠スタイルも変わるかもしれません。人間にとっても、相手の動物にとっても、上手に共存共栄できたらベストですが・・・

◆ 昨日は性格について書きました。家庭環境・学校・職場環境などで身につけた「モノの見方」が根底にあるので、そう簡単に、認知変容→行動変容に変えるのは難しいことです。まずは、1日1点、モノの視点を変えてみることからはじめると、ハードルが低いので継続しやすいはずです。

 とはいっても、人付き合いは、相手の性格を理解しながら関係性を構築することが不可欠です。
ドイツの精神病理学者のクレッチマーが提唱した3タイプに気質を分ける分類法を紹介します。日常の人間関係に活かして下さい。そして、ストレスを軽減し、睡眠改善により、以前より快眠を得るようになってくださいね。

1)「躁鬱気質」 社交的で、明朗快活、ユーモアに富み、親しみやすい人柄。体型的には、肥満型。時折、わけもわからなく憂鬱で塞ぎこむ「鬱期」がある。基本的にコニュにケーションが好きなので、自分から積極的に声をかけて行くタイプ。

2)「分裂気質」 神経質で物静かな性格。表情にあまり出さない。体型的には、痩せ型。急に部下を呼びつけ、キレルタイプ。理解力・洞察力はあるが、独断的。反論に対しては、聞く耳を持たないので、まずこちらが傾聴しなねればならないタイプ。

3)「粘着気質」 誠実で真面目な反面、融通がきかない。がっちりした体型。整頓好きで礼儀を重んじるので、叱責は、つつしんで承ること。過去のミスまで持ち出してしつこく叱るが、反論は禁物。急に、激怒するのはこのタイプ。

この分類法も、そういう傾向が強いという話なので、一つに決め付けないこと。全ての気質を持っている中で、優位的に言動・行動に表れる程度とおもってもらえればいいと思います。

誰もが、全ての面を持ちます。その中で、傾向として、・・・・と捉えてくださいね。