SCENE164 【睡眠と五感】 ラジオを見直してみませんか?
今日の外は、曇り空。私はいま、11時指定の再配達の郵便を待っています。ちょっと遅いので、いま調べてもらっています。
★今日のサイエンストピックス
ノーベル化学賞 好対照の「同窓生」 鈴木章氏、根岸英一氏 産経新聞配信記事引用 10月7日(木)
■鈴木さん その道ひと筋に/根岸さん 永遠の楽天主義
有機合成の研究で、日本人として2年ぶりのノーベル化学賞受賞が決まった北海道大名誉教授の鈴木章さん(80)と、米パデュー大特別教授の根岸英一さん(75)は、かつてパデュー大で同じ指導教官に学んだ。その後日米に分かれ、世界的業績を挙げた2人を、周囲は「好対照の同窓生」と評する。
自身も2001(平成13)年に化学賞を受賞した野依良治・理化学研究所理事長は、両氏をよく知る一人。2人の性格は「相当違う」と言う。
鈴木さんは「純日本人でその道ひと筋の人」。留学の2年間を除いてほとんどの研究人生を北大で過ごした。本人による受賞の感想は「非常にラッキー。ほかの研究者がいい仕事をしているのに申し訳ない」と控えめ。親交のある柴崎正勝・東京大名誉教授は「能力を表に出さず、心に秘めている」と語る。
一方の根岸さんについて、野依さんは「行動も発言もきびきび」。「研究を極めたい」と渡った米国での生活は半世紀近くになる。
「究極の楽天家だと思う」と話すのは、三上幸一・東京工業大教授。根岸さんは還暦を祝うパーティーの際、編集された書物に「人生の目的は(略)、永遠の楽天主義で幸福を追求すること。しかし科学における真理の追求と同じで、何が幸福で何が真理かは誰にも分かっていない。神のみぞ知る」との文章を寄せた。
そんな2人の受賞を後押ししたのは、パデュー大の指導教官で、1979年にやはり化学賞を受けた故ハーバート・ブラウン博士。2人が学んだ時期は違うが、受賞決定後の喜びの会見ではともに、同博士から「ノーベル賞にノミネートしたいと言われた」と、恩師との思い出を明かした。
鈴木さんの「教科書に載るような研究を」という口癖は、ブラウン博士から受け継いだもの。根岸さんの「永遠の楽天主義」も同博士の影響という。教えをそれぞれが温めた結果は、医薬品、液晶材料など、命や生活を支えるさまざまな製品の基礎技術として実を結んだ。
◆ みなさん、ラジオを聴く機会って多いですか?
わたしは、週末は、比較的ラジオを流して過ごすことが多いです。今はYOUTUBEなど、個人で画像コンテンツを配信できる時代になりました。我々は気付いていませんが、毎日すごい情報量を、視覚から取り入れています。当然、それを処理するために、脳は一生懸命機能させて処理しています。
五感に作用する刺激は、脳の中で処理する場所は異なります。私はそのバランスが大事だと思っています。
そこで、ラジオを勧めたいのです。ラジオの場合は、聴覚刺激で、イメージ力も刺激します。寝つきの悪い人は、日常、PC処理などにより、偏った脳疲労によるところも要因の一つのように考えています。
音+イメージの世界って、少し脳の活動をクールダウンさせるには、いいです。頭の奥が疲労している感覚を感じる時は、睡眠にも影響します。どちらかというと、入眠に影響を与えますが、睡眠前の睡眠儀式だけでは、その疲労がとれないことも多いので、日中のなかで、クールダウンする機会を、小まめに入れてくださいね。