SCENE16 【つぶやき】  今日という日の重さ・・・

 おはようございます。今日・明日と西日本は雨模様です。GWは室内の温度計が28度を示すほどの暑さでしたが、一転して・・・。三寒四温ということばは、今の温暖化などによる地球の気温変化では、当てはまらず、一寒一温(日替わり天気)という感じですね(^^)

 今日は【つぶやき】の記事が思い浮かんだので、それを紹介します。

 実は今年の2月3日に、88歳の父が永眠しました。胃がんから肝臓転移で父の人生の幕は降りました。元来、好奇心・行動力のある人だったので、70歳以上は大阪市内フリーパスを使って、美術館やイベントなどに色々足を運んでいました。胃がん発見時(去年の1月)には余命長くて半年といわれましたが、今年のお正月も一緒に過ごすことが出来ました。治療は一番負担の少ない(副作用の少ない)抗がん剤で家族合意しました。おかげさまで、痛みもほとんど見受けられず息を引き取りました。

 生前の時に父の願望は、今、大阪駅周辺の大規模開発をしているのですが、「それを見るんや!」でした。オープン時には、私が変わりに位牌をもって足を運ぶつもりです。

 前フリが長くなりました。すみません。今日伝えたいことは、父の告別式の後のご住職の話です。
 ご住職は見た目40歳前後の若い息子さんです。若い頃に、日本仏教青年団で海外の戦場にいき、子どもたちの心のケアをしていたそうです。その時のある子どもが発した言葉に愕然としたそうです。

 「ぼくらは、明日なんて考えたことないよ。今日を生きて過ごせるかもわからないから。でも今日を生きたくても生きられずに死んでいった友達のために、今日を頑張っていきるんだ。」

 今日という日は、生きたくても生きられなかった人の明日でもあることを知らされ、我々は「いま」を大事に生きなければ・・・・(拝)