SCENE31 【睡眠と脳・記憶】 試験の前日の徹夜の効果は??(3)

おはようございます。今朝の気温は22度、湿度64% 昨晩からの激しい雨は小康状態です。天気予報では、西から回復しているので、午後あたりにはやんで欲しいです。

◆今日は夢のあるニュースです。
ドラえもんの道具、どこまで実現できるかな? 5月23日 読売新聞配信

世界最小の1人乗りヘリコプター「GEN H―4」(立命館大総合理工学研究機構提供)タケコプターやスーパー手ぶくろなドラえもんひみつ道具を現代科学で体験しよう――。
 22世紀の未来から来たドラえもんが4次元ポケットから取り出した数々の道具を実現に近づける最先端の科学技術を紹介する「ドラえもんの科学みらい展」が来月12日から、日本科学未来館(東京都江東区青海)で開かれる。
 多くの人に親しまれるドラえもんとその道具を通じて、科学に興味を持ってもらおうと、同館が、大学の研究所や企業の協力を得て企画。展示では、ひみつ道具に近い機能を発揮する現代技術に触れられる。
 はめると力が強くなる「スーパー手ぶくろ」では、指に装着することで握力が200キロ近くになる「装置」を展示。立命館大が開発、漫画よりかなり物々しい機械だが、スーパーボールを握りつぶす体験ができる。
 おなじみ「タケコプター」では、長野県松本市の企業が開発した重さ約75キロ、時速は10〜40キロで飛ぶ世界一小さい1人乗りヘリコプター「GEN H―4」を紹介。実機が置いてあり、手に触れたり、期間中のイベントでシミュレーション映像による飛行体験もできる。
 このほか、「ほんやくコンニャク」として、従来の翻訳機では難しかった、方言や不規則な言い回しを判別して翻訳できる翻訳機を実際に使える。
 さらに、最先端の二足歩行技術を実現したホンダの人型ロボット「ASIMO(アシモ)」などの歩行映像と並んでその速さを実感したり、呼びかけた人を認識し、抱きかかえる介護ロボット「RI―MAN」の紹介映像を見たりと、漫画の中で人間のように自由自在に動き、考え、会話するネコ型ロボットのドラえもんに、どれだけ現在のロボット技術が近づいたかを考えてもらう。

 6月12日〜9月27日。午前10時から午後5時。8月の土日は午後6時まで(休館日は火曜)。大人1300円、18歳以下600円。企画展のみは大人1000円、18歳以下500円。
 問い合わせは同館(電話 03・3570・9151)へ。

◆とうとうここまで来たか!って感じです。ドラえもんの道具が、リアルで体験できるなんて・・・。タケコプターや手袋も楽しいのですが、私が一番欲しいのは、なんと言っても・・・・・「暗記パン」 
今から書く記憶の脳の解明がすすめば、そう遠くない未来にできるかもしれません。期待しています。

◆何かの資格試験を目指して勉強している人にとっては、記憶は関心の高いテーマだと思います。
結論から言いますと・・・徹夜学習よりも数時間でも寝たほうが、学習したことが定着します。まず、記憶には2種類あります。

短期記憶・・容量が小さく、たんぱく質の合成のステップを必要としない、数秒間から数分間で消えてしまうもの
長期記憶・・容量が大きく、たんぱく質の合成のステップが必要で、保持時間は数時間から生涯にわたる。

レム睡眠中に「記憶の固定」(長期記憶に蓄えられること)がされます。
覚醒中に「海馬」という脳の場所に、短期記憶としてインプットされ、睡眠中に必要なものだけ長期記憶として、脳の「側頭葉」に保存されます。

基本的に脳は、不快・不要なものは消すようにできています。成績の良し悪しは、「いやいや学習」かどうかなのかもしれませんね。、

脳の機能に「知能」があります。最近の報告で、知能には「流動性能力」と「結晶性能力」があると考えられています。

流動性能力」は、新しいお店をチェックしたり、新しい企画を考えたりする、絶えず変化して行く能力のことです。
対して、「結晶性能力」は、今までの経験の蓄積による知識をベースにした判断・思考です。ロンドンのタクシー運転手の道路の詳しさは有名ですが、これなどは代表的な結晶性能力が高いという例です。

今までは加齢とともに記憶力は劣っていくものと考えられていましたが、実はアラフォー以上の人に朗報です。加齢ともに、瞬発力の必要な「流動性能力」は衰えますが、逆に経験から得る知識判断などの「結晶性能力」は、向上します。

神様は、長く生きている人に、「知恵」という褒美をくださったのかもしれません。