SCENE42 【睡眠とリズム】 体内時計と作業生産性との関連 

おはようございます。今朝の気温は25度、湿度52%、快晴、最高気温30度らしい。今朝は昨日管氏が総理大臣になったというニュース一色です。私も管さんならという希望を、今後次第ですが、期待しています。お遍路さんを歩かれた姿が印象的です。外交問題は来週明けにわかる組閣で対応しないと日本国としての評価が取り返しのつかないものになる感じがします。小沢さんも往生際悪いですね。もう与党・野党なんていっている場合ではなく、民間含めて、日本建て直し人材を集めて政策を実行しなければ、ドンドン借金が膨らみ、子供たちにツケが先送りされるだけです(怒)。

◆<血流>始まりは酵素血栓症予防に期待も 京大教授ら解明
6月4日 毎日新聞配信引用

 脊椎(せきつい)動物で血液循環が始まる仕組みを、瀬原淳子・京都大教授(発生生物学)らが解明した。血流が始まる端緒は心臓の拍動ではなく、血管の内壁につながった赤血球が、はさみ役の酵素で切られ、流れ出すという。この酵素は人の血液細胞に存在し、脳梗塞(こうそく)など血栓症の予防や治療に役立つ可能性がある。3日付の米科学誌カレント・バイオロジー(電子版)で発表した。

 研究チームはゼブラフィッシュの受精卵を使い、赤血球の循環が始まる様子を世界で初めて撮影した。それによると、血管の外で作られた赤血球は血管内に移動して内壁に接着。血液を全身に送り出すポンプとなる心臓の拍動が始まっても1時間以上もとどまった後、一気に流れ出すことが分かった。

 また、赤血球を血管内壁と接着させるたんぱく質を分解する酵素「ADAM8」が働かないように操作すると、赤血球はいつまでも血管内にとどまった。将来、ADAM8の働きをあらかじめ調べたり、制御できれば血栓が生じるのを予測したり、防ぐことも期待できるという。

 瀬原教授は「血液循環の始まりは心臓の拍動という受け身な要素が大きいと考えられていた。赤血球が血管の状態を察知して、循環を始める時期を決めているのではないか」と話す。

◆今まで血流は心臓の拍動が生み出すと思っていましたが、科学が180度違うメカニズムを発見。通説や当たり前と思われていることが、実は違うということは、科学至上主義的な現代において、それを上回る、神様が人間に与えた神秘の部分かもしれませんね。

◆以前のブログで「時間医学」の話を書きました。今日はこれを仕事の作業生産性と体内時計の関連の観点で書いてみようと思います。

みなさん、日々の仕事の段取りを組む時に、「こういう仕事は午前中にしよう。」などと考えることは少ないですよね。先の動物の睡眠ー覚醒のスタイルをみても、メリハリがあります。しかし人間は、朝から晩まで働き詰め。親分時計は脳にあるので、脳の活動エネルギー消費の最適化を脳自身が親分時計との関連でメリハリをつけていると思います。

では、「1日のうちで一番調子のいい時間はあるのでしょうか?」

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あります。個々によっても(朝型・夜型など)変わりますが、調子のいいときと悪い時の、仕事に必要な知的能力は、24時間の中で、20〜30%の違いがあるそうです。これを利用すれば、睡眠時間を削らなくてもすむかもしれませんね。一番大事な仕事は、午前中の半ばころが、一番俊敏といわれていますので、段取りをそこにあわすように工夫してみてください。

ますは脳の覚醒度のウオーミングアップとして、朝、体を動かしてください。軽いストレッチや散歩程度で十分です。
・目覚めから仕事始めまでは、できるだけ、前日にできることなら ば、前の日に片づけてしまう。脳へのストレス軽減のため。
・スピードを求められる仕事は午前中に。暗記は午後に。
・スピーチや会議の発言原稿は、当日の朝がいい。
セミナーや講習は、午前中に。午後は眠気の発生が、体内リズムと して多いので。私のような「睡眠セミナー」なら、逆に午後にすれ ば全員熟睡というセミナーができそうですね(笑)

日中の「疲労」にも「緊張の疲労」と「静かな疲労」があります。前者は、神経が高ぶり、時間を気にしながら集中している状態です、夕方にはエネルギーがなくなりつつあり、徐々に集中力が鈍くなります。「静かな疲労」が始まります。このときには、個人的な問題や悩み事を考えるの適しています。

職種や勤務シフトなど個々様々なので、まずは「自分の調子のいい時間っていつだろう?」と意識をむけて、記録をとってみてください。