SCENE134 【睡眠と睡眠儀式】  入浴は最高の入眠儀式!

 随分過ごしやすい気候に急変しました。こういう急激な変化の時は、その変化に身体が同調するまでに時間がかかります。体調を崩しやすいので、気をつけましょうね

向精神薬>7割が不適切 生活保護受給者への処分…厚労省    毎日新聞配信記事引用 9月3日

 厚生労働省は3日、1カ月間に複数の医療機関から抗うつ剤睡眠薬などの向精神薬を処方されていた生活保護受給者2555人のうち、約7割の1797人が同じ効能の薬を重複してもらうなど不適切な処方を受けていたと発表した。4カ所以上の医療機関を掛け持ち受診した人が154人、3カ所も272人に上った。 不適切な処方と判断されたうち、各地の福祉事務所が患者本人に指導し改善されたのは721人、指導中は927人。生活保護の廃止などで指導できなかった人も149人いた。
 患者への聞き取りでは、「大量に使わないと効果が得られなかった」「不安だった」などの理由が多かったという。残る758人は、月の途中に転院したため処方が複数の医療機関からになったなど適切だったと判断した。


◆入浴の時間は人それぞれですよね。女性は比較的長く、男性は夏などはシャワーで済ますような方も多いと思います。寝つきの悪い方には、今日の内容はぜひ生活にとりいれてくださいね。

 入浴の前に、まず体温のリズムについて説明します。私たちの体温リズムは、覚醒の3Hくらい前が一番ボトムで、そこから上がりだし、覚醒の時は、活動できる体温になっています。午後の18時頃がトップで落ちていきます。

 「赤ちゃんの手足が暖かくなってくると寝つきに入る」ことは、よく耳にすることですが、成人でも眠る時は同じです。深部体温を下げるために、指足先から放熱します。寝付くためには深部体温が下がらないといけないのです。

 そこで入浴が威力を発揮します。38から40度くらいのややぬるめのお湯で20〜30分半身欲でいいので入浴してください。だいたいそれで、約1度体温があがるといわれています。その深部体温を1度上げた状態で、少し冷えた部屋で身体を冷やします。室内温度の方が低いので、深部体温は1度上げた分、下がる傾斜度が急になります。ここが入眠のツボです。角度が急なほど寝付きやすくなります。

 注意点は、お湯の温度です。40度越える温度になると、交感神経に作用して、目が覚めてしまいます。少し時間をかけながら、体温1度分くらいを、人工的に上げることです。20〜30分という時間は乳酸などの疲労物質なども代謝できるくらいの時間なので、疲労度も軽くなります。

 男性からすると、20〜30分の入浴(半身浴)は長く感じると思いますが、疲労解消といい入眠の一粒で2度おいしい効果を生み出しますので、ぜひ活用してくださいね。