SCENE143 【睡眠と五感】  寝汗だけでない発汗の重要性

おはようございます。随分日中関係が緊張してきました。完全に中国の言いなりという感じが否めません。同じ汗でも、冷や汗、脂汗は、できるだけ避けたいものです。

★今日のトピック
オゾン層破壊に歯止め=回復は50年以降―国連機関   時事通信配信記事引用 9月17日
 【ジュネーブ時事】世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)は16日、皮膚がんの原因となるなど人体に有害な紫外線を防ぐオゾン層に関する調査報告を発表、オゾン層を破壊するフロンガスなどを全廃した取り組みが奏功し、破壊に歯止めが掛かったと分析した。
 ただ、1980年代以前の水準に回復するのは2050年以降になると予測している。
 主に冷蔵庫やクーラーの冷媒に用いられていたフロンガスなどは、オゾン層を破壊する性質があるとされ、現在は代替冷媒が使われている。報告は、こうした破壊物質の全廃によりオゾン層が長期的には回復するものの、オゾンホールが頻発する南極大陸上空など両極圏での回復には、さらに時間がかかるとみている。

◆すべての生きものの中で、汗をかくという体温調整法を獲得してきたのは人類だけです。鳥や爬虫類は汗をかきますが、哺乳類すべてが汗をかくわけではありません。像などは鼻で身体に水をかけ、豚は泥で身体を冷やしています。

睡眠スタイルも動物によって獲得してきたものが異なるように、発汗ということについても、多種多様なんですね。

なぜ人類だけが、これだけ汗腺を発達させることができたのでしょうか?
 
・・・・それは中枢神経をつかさどる脳の、他の動物とは比較にならない発達です。まさに今のパソコンと同じです。作業量が多くなり、熱を持つようになれば、急に落ちたりしますよね。脳も温度変化から身を守るために体温調整器官が必要になりました。まさに、脳と汗腺のセットで、人類の文明を構築してきた側面は素晴らしいです。

もし人間が汗をかけなければ・・・・

  身体構成をしている細胞たんぱく質は、体温44度を超えると、熱凝固して機能を停止します。今年の夏の「熱中症」などによる死者も多くでましたが、家の中にいる人が割と多いのは、おそらく室内温度の上昇が生命維持のコントロール温度を超えてしまったからです。

「冷や汗」や「脂汗」程度なら、冗談ですみますが、最近は汗をかかない若者が多いという話を聴いたことがあります。学童期までの外で遊ぶ機会が少なくなってしまったことも、汗腺の発達に影響しているのかもしれません。

睡眠に入るときは、基本体温を下げた状態ですので、発汗と睡眠とはとても関連した生体機構です。