SCENE173 【睡眠と東洋医学】  「陰陽」二元論が東洋医学の基礎     

 今日の目覚めは如何でしたか?朝は冷え込みますね。

★今日のサイエンストピックス
ザトウクジラが1万キロを移動、過去最長記録=研究
ロイター 10月14日(木)12時35分配信

 雌のザトウクジラが、ブラジル沖からマダガスカル沖まで9800キロ以上の距離を回遊したと、米アトランティック大の研究チームが13日に発表した。ヒト以外の哺乳類の移動距離では最長記録だという。
 ピーター・スティービック氏率いる国際研究チームは、英専門誌バイオロジー・レターズで「雌のザトウクジラが、繁殖のためにこれほど長い距離を移動するというのは予想外だった」とコメント。調査結果は、クジラの生態を知るのにも役立つとしている。 

 このザトウクジラは、1999年8月にブラジル沖で初めて確認された。2001年9月21日には、マダガスカル東岸とサントマリー島の間で泳いでいるのを、ホエールウォッチングの船が見つけ、模様とDNAが一致することが分かったという。

 研究チームは、「両地点の距離は、アガラス岬とサントマリー岬の近くを通る最短ルートでも9800キロ以上あり、これまでに報告されていたザトウクジラの移動距離を約4000キロ上回っている」と説明している。

◆昨日も書きましたが、万物は「陰陽」にわかれるという理論です。

例えば、「陰」夜、女性、「陽」 昼、男性 など、それぞれが表裏一体で、お互い関係深いこと。そのバランスの調和を重要視しています。

決して対立するものでなく、変化するもの。子供は「陽」で、加齢に伴い「陰」へと、人の性質は変化します。

病態判断に対しても、病気に対して積極的に戦う状態を「陽」=活発、消極的な状態を「陰」=停滞と判断します。

東洋医学の先生に受診すると、必ず、触診や顔色など全体のバランスの不調和を見られます。冷え性などは「陰」、尿の色が透明に近いと「陰」といった感じです。

これは中国古来からの病態見立て理論ですが、これは日常生活の身近なところでも使えます。不眠症になりやすい方は、交感神経が高ぶっているパターン、逆に、不安というストレスが過度なケース、いろいろですが、共通しているのは、バランスを崩している点です。

 その原因を、まずは自分の体と対話してみることが、睡眠改善の最初の一歩といえます。