SCENE196  【睡眠とストレス】 ストレスが多いと睡眠時間は増えます  

おはようございます。今日はストレスというテーマでまとめます。

★今日のサイエンストピックス
加熱で柿の機能性成分アップ=ストレス抑制に効果―慶応大など   時事通信配信記事引用 11月17日(水)

 ストレス抑制や血液循環効果がある、柿に含まれた機能性成分は、加熱調理により増加することが確認されたと、慶応大と冷凍食品製造販売「日東ベスト」(山形県寒河江市)の共同研究グループが17日に発表した。
 慶応大先端生命科学研究所(同県鶴岡市)の及川彰講師によると、柿にはミネラルやビタミンなどの栄養成分が多く含まれていることは知られているが、さまざまな成分の網羅的な分析や、加工過程における成分の変化についての研究例はほとんどなかったという。
 研究では山形県庄内地方で生産が盛んな、種がない平たい角形の「庄内柿」を使用。含有化合物を細かく分離・分析できるメタボローム測定技術を用いて調べた。
 その結果、約150種の化合物を検出。特に抗ストレス作用があるガンマ・アミノ酪酸(GABA)や、血管拡張作用があるシトルリンの含有量が、加熱処理後には処理前の2〜3倍に増えることが判明。また皮には血圧上昇抑制作用などがあるカテキンが含まれており、皮をむいた実に比べて皮付きの実では2〜3倍の量を摂取できることも明らかになった。 

◆以前にも書きましたが、再度お伝えしたいと思います。

 ストレスは生きて行くうえで避けることができないものです。職場環境、人間関係、急な生活変化、実は気候変化もストレッサー(ストレスになるもの)です。ストレスをうけると、脳細胞は、「こうかな?ああかな?」と思い悩み疲労していきます。その疲労により、睡眠欲求を発信します。

 一方では、ストレスは、寝つかれなくて、眠れなくするという働きもあります。

 生理学的には、ストレスが溜まると体内に乳酸がたまります。乳酸にはカルシウムを体内で利用できなくする働きがあり、鎮静作用を阻害される状態がおこります。

 代表的なストレス疾患としては、「胃潰瘍」「過敏性大腸症候群(下痢と便秘を繰り返す)」などがあります。これらも睡眠をしっかりとることで、症状も軽減することがあります。

 今年もとうとう師走が目の前です。12月はなにかと忙しい月なので、ストレスにからむ不眠や睡眠不足など生じることが多いので、前もってお伝えしておきますね。