SCENE238 【睡眠と脳】 上手な休息と脳波

 
 私たちは「覚醒しているか?」「寝ているか?」は脳波の違いで見分けることができます。
 覚醒時の行動が活発な時は、脳波の周波数が高くなります。低いと脳の活動低下になります。

 脳波とは、脳細胞が活動する時に発生する電気活動の波のことです。たとえば、癒しのテーマで有名なα波は、8〜13ヘルツの範囲の脳波です。一秒間に8〜13の波が起きている状態です。

 実は我々は目を閉じて安静にしているだけで、個人差はありますが、α波に近い波がでます。目を開けているだけでも、我々の脳は情報処理をしているからです。

 さらに深い睡眠になると(ウトウト状態)、α波より周波数の低い「シータ波」が出現します。ここまでになると、目覚めにくくなるので、できるだけ20分前後で覚醒するようにしてください。