SCENE295 【睡眠と東洋医学】 不眠改善のツボ 

 東洋医学では、「気」と言われる、目には見えない生命エネルギーの流れを経絡といいます。 
 ツボというのは、その経絡上にあるポイントのことです。このツボを刺激することによって、経絡の流れが整い、心身の調和を取り戻せます。ただし、飲食後、高熱時、妊娠時などはツボ指圧はNGです。

 今日は代表的なツボを2つ紹介します。

1.百会(ひゃくえ) 
 頭のてっぺんで、左右の耳の穴を結ぶ線  と正中線(からだの中心の線)が交わるところです。
 中医学では、気・血・水の交わる場所、多くのものが出会う場所という意味で百会となずけられました。
 じんわり押して(中、人指し、薬の3指)ゆっくり離すを数回続けましょう。

2.天柱(てんちゅう)
 後ろ髪の生え際で、2本の太くて硬い筋肉の外側のくぼみ。
睡眠の状態がよく現われ、睡眠不足だと硬く、寝すぎるとやわらかくなります。老廃物も出す効果があります。

自分でリラックスの意味で押すぶんには、あまり厳密さを求めないで、押してみて気持ちのいいところを、気持ちいいくらいの強さでおしてください。