SCENE299 【睡眠と食・栄養】 コレステロールは悪者なの? 

【メッセージ】

 最近、アメブロの方に時間を割かれ、私の原点であるこのはてなの記事アップが週1〜2回になっています。以前から遊びに来ていただいている方々には、本当に申し訳ありません。当面、、週末と週中くらいにアップしたいと思っています。せっかく訪問いただいて、記事が変わってなかったら、申し訳ないと思い、メッセージとして伝えさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

 リンク集に紹介しているアメブロでは、睡眠や睡眠関連をテーマにした2日でワンセットのQ&Aのスタイルで書いています。ぜひ、一度遊びに来てくださいね(^^) お待ちしております♪


 いくつになっても、卵は食卓の人気者です。ラーメンやうどんのトッピングとしても卵は定番だし、居酒屋へ行けばやっぱり卵焼きをオーダーしたくなる。卵かけご飯だって、少し前には「TKG」なんて呼び方が浸透するなど、ちょっとしたブームになったりもしました。


 しかし気になるのは、卵の食べ過ぎはコレステロールの過剰摂取につながる、と昔からよく耳にすること。実際、筆者も子どものころには、母親から「卵は1日1個まで!」と厳命されていたものです。
ほかにも血液検査で、中性脂肪、善玉・悪玉コレステロールが高いと卵の厳戒令がひかれますよね。

『なるほど!食の新常識』(トランスワールドジャパン)の著者で、日本ホリスティックセラピストアカデミー校長の加藤雅俊先生曰く、

「いえ、それは完全に誤った認識です。卵は必要なアミノ酸をバランスよく含んでいる食品ですから、毎日2〜3個食べても問題ありません。そもそもコレステロールが体に悪いというのは迷信ですからね」

コレステロールは本来、私たちの体の細胞やホルモンの原料となる大切な成分です。健康に悪いとされるのは、血中で活性酸素と結びついた“悪玉コレステロール”で、これが溜まると血管の通りが妨げられ、くも膜下出血などの大病につながることもあります。ですから、活性酸素コレステロールを出会わせないよう、野菜を多く摂るなどバランスの良い食事を心がけることが大切です」

それを踏まえてさえいれば、卵は理想的なバランスでアミノ酸を含んだ「完璧な食品」だと加藤先生は語る。

「肌や筋肉を作るには、タンパク質が不可欠。卵にはそのタンパク質を構成する20種類すべてのアミノ酸が含まれています。私たちは普段、摂取したタンパク質を体内でアミノ酸に分解して吸収しますが、とくに卵黄部分というのは、アミノ酸をそのまま摂ることができる数少ない食品なんです」

さらに卵黄には、腸内細菌を増やす栄養素・ビオチンが含まれており、健康維持にも体づくりにも卵はうってつけと加藤先生は解説する。これは卵好きにとってうれしい情報だ(^^)。

「卵を加熱するとアミノ酸が結合してタンパク質になってしまうので、できるだけアミノ酸のまま――つまり生で口にするのがオススメ。ただし、白身の部分に含まれているアビシンという酵素は、ビオチンの吸収を妨げる作用があるため、白身だけ加熱して食すのがベストです。つまり、半熟の目玉焼きやゆで卵こそ、卵の最高の食べ方といえるでしょう」

 睡眠との関連でも、以前の記事で、疲労回復にアミノ酸が必要であることを伝えたのですが、生活習慣病などへの問題はコレステロール自体ではなくて、摂取量とバランスにあるんですね(汗)

 なるほど! 半熟卵はフリークが多いが、これは健康面でも理にかなった食べ方だったわけですね。