SCENE277 【睡眠と社会問題】 睡眠の質を高めるには?

 現在、自分の睡眠に悩みを抱えている人の数は、確実に増加しています。

 睡眠には、ホメオスタシス(恒常性)という仕組みがあります。簡単に言うと、疲れたら眠くなるというシステムです。

 空腹時の食事がおいしいように、日中の活動での疲労感があるときは、眠りが深くなります。それは、脳が睡眠を必要とすると判断するからです。

 逆にデスクワークなど、体の疲労が少ない日中の活動の場合、脳は睡眠の必要性が少なく感じます。当然眠りも浅くなります。

 「いかにいい睡眠をとるか?」は、「いかに日中の活動で適度な疲労感を得るくらいの行動をするか?」と言い換えることができます。

 つい睡眠ばかりに目をやりやすいのですが、実は、いい睡眠は、覚醒してからすでにその準備は始まっているのです。その最初のステップとして、太陽光を浴びるという行動が大事になります。

 今の経済環境では難しいかもしれませんが、自分の職業人生は、今後確実に延びると思います。定年70歳でも働かざるおえない時代になると思います。

 年金受給の年齢も高くなり、金額も生活していけるだけの担保を国がしてくれるのかも?今の日本の状況をみれば疑問符です。最後は、自己責任という都合のいい言葉があります。

 その中で、事業を通して夢を実現するという覚醒時の人生の生き方も視野にいれてキャリア形成していかなければなりません。

 今の40代以下は、会社の看板がとれたとき、厳しい社会保障が想定されるので、自分には何を社会に提供できるのだろう?という課題を考えてみてください。